ゆかりの作家 坪田譲治

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~ 心の遠きところ花静なる田園あり   譲治 ~
坪田譲治は「これは、私の心の中にある、遠い昔の故郷の風景を描いたもの」
と語り、譲治はそれを大切にしていました。
その静かな田園のどこかに母の姿が見えるからだそうです。
母なる故郷として、野尻湖畔も愛した譲治は湖畔に別荘を持っていました。
跡地にはこの詩を刻んだもう一つの碑があります。


童話館の詩碑より

 師、坪田譲治は、少年期、文学書を読
み耽り、青年期、早稲田大学に学び厳し
い作家への道を志した。苦節二〇年、珠
玉の童話、小説を描き念願を果した。
 一九三九年春、野尻湖や黒姫山麓を訪
ね、素晴しき景観、豊かな自然、醇朴な
人びとを親しみ愛し、太平洋戦争末期、
戦渦を逃れたのもこの地であった。
 信濃町町制施行五〇周年を記念して、
きょう、二十四回七夕忌に、ここ黒姫童
話館から師の愛誦の詩句を、子どもと童
話を愛するすべての人びとに贈る。
      二〇〇六年七月七日 建立

びわの実ノート同人
 あまんきみこ  今西祐行 沖井千代子
   砂田 弘  高橋 健  寺村輝夫
   前川康男 松谷みよ子  宮川ひろ
            やえがしなおこ
.11 2013
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大友康夫絵本原画展

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童話の森ギャラリーでは4月5日(金)~5月29日(水)大友康夫絵本原画展となっております。
絵本「ぼくのママはうんてんし」「ありがとう どういたしまして」の原画を中心に展示しております。

「ぼくのママはうんてんし」は電車のおはなしです。
車輛の色をみればわかる方もいると思いますが
東京の中央線のおはなしです。
2012年の9月に出版された最新作の絵本原画です
同じ電車のシリーズで
「いちばんでんしゃのしゃしょうさん」もありますよ。

「ありがとう どういたしまして」
は2009年に出版された作品です。
今回は展示出来ませんでしたが、
シリーズで
「チチンプイプイ いたいのいたいのとんでけー」
があります。

なお同時開催として松木重雄所蔵作品展も展示しております。
「トルコを描く」で発表された作品から12作品を展示しています。
.07 2013
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大友康夫絵本原画 新所蔵作品展

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大友康夫先生から昨夏ご寄贈いただいた新所蔵作品展を
7月18日(水)まで開催いたします。
『やいてたべよかにてたべようか』(2008)
『かあさんだいすき!』(2007) 以上2作品 童心社刊
『はやくおむかえこないかな』(2004)
『ぼくのママが生まれた島 セブ』(2010)
『きいろいタクシー』(1981) 以上3作品 福音館書店 刊
5作品47額を展示しています。
大友2
『やいてたべよかにてたべようか』『かあさんだいすき!』
の2作品は、紙芝居の原画です。
大友先生は2006年から紙芝居の作品を描き、その魅力から
その後、意欲的に作品を描かれます。

大友3
今回、ご寄贈いただいた作品の中では一番古い作品です。
子どもの姿と動物の姿を重ねることの多い大友先生ですが、
黒1色で緻密に描かれた人物作品はいつもとは違う印象を感じるかもしれませんね。

大友4
大友5
最近作のセブ島の絵本では作品を一部展示ケースの中にもおいてあります。
額の中からは見ることができない、出版のためにどんな作業がされているのか
までご覧いただけるかと思います。
よく見ていただくと、鉛筆画の上にトレーシングペーパーに色を分けて描いて
います。出版で色を重ねていくので、出来上がった絵本が一つの作品となるように
されています。
.06 2012
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子安美知子講演会10月16日開催

子安美知子300dpi
黒姫童話館のミヒャエル・エンデ講演会~エンデの秘密は黒姫に~
10月16日(日)午後1時~午後3時まで

講演会を開催します。
講師は童話館のエンデコーナーを監修してくださっている
子安美知子先生です。
講演会は童話館の入館料600円で聴講できます。


童話館にはエンデの出生証明から仕事の手紙、ファンレターなどいろいろな資料が
エンデ自身から送られています。中には落第の通信簿まで、友人でもあった子安先生
からお話をいただく講演会になっています。

講演を前に子安先生とお電話で打合せをしていたところ、
今回の震災や原発事故に関して、エンデの思い描いていたことに対して驚きや発見があり、
改めてエンデの魅力や考えていたことを皆さんにお伝えできればと
打合せをいたしました。


第三次世界大戦

 1945年来、第三次世界他薦は起りうるか、という問いが幾度も出た。わたしが思うに、
わたしたちはもうそのまっただなかにいる。ただ、だれも気づかないだけで、なぜなら、この
戦争は領土ではなく時間の戦争だからだ。わたしたちは、わが子や孫に向かい、来る世代に対
して、ようしゃない戦争を引き起こしてしまった。わたしたちは砂漠と化した世界を子孫に残
すことになるだろう。子孫がそこで生きることはたやすいことではない。たが、子孫は応戦で
きないから、わたしたちはこのままさらに進めてゆく。もはや、これ以外のことはできない。
そして、(黙らせることができないなら)こう言い聞かせて良心をなだめるのだ。
わたしたちがおこなったひどいことを償うために、子孫はなにか思いつくにちがいない、と。

        『エンデのメモ箱』(岩波書店)ミヒャエル・エンデ・著 田村都志夫・訳 より


子安先生とお電話をきった後思い出した
個人的に心に残っているエンデの言葉です。

最初の作品となる「ジム・ボタン」の作品も平和なフクラム国に
ジムという男の子が来ることでストーリーが展開していきますが
いままで信じてきていたものに波紋を投げかけるような出だしに
原発事故の二転三転する出来事を重ね合わせていました。

と個人的な感傷はさておき、毎回熱のこもった講演をしてくださる
子安先生の講演会に是非お越しいただければ幸いです。
.05 2011
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わたし おかいものに いくの

ウツボグサ

おかいもの

そろそろ早咲きのウツボグサも顔を出してくるころです。
ただいま童話の森ギャラリーでは大友康夫絵本原画展を開催中。3作品を展示していますがその中の『わたし おかいものに いくの』『わたし おしゃれを するの』文と絵/大友康夫(ともに童心社)の2作品は大友先生が童話の森(癒しの森)御鹿池遊歩道を取材して作品を描かれました。取材したのは8月のお盆を過ぎた頃に取材をされました。「こんな機会そうないよ!」と大友先生に言われ一緒にカメラを片手にお供した日がなつかしいデス・・・。
展覧会をご覧になった後、ぜひ御鹿池の遊歩道散策もお楽しみください。
.21 2011
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